第25回 薬学セミナー

日時 平成21年4月8日(水)15:00~16:00
場所 薬学部棟 2階 大講義室(206)
演者 横沢 英良 先生
理化学研究所ユニットリーダー、北海道大学名誉教授
(平成21年4月より薬学部生体機能化学講座教授に就任予定)
演題 ユビキチンとプロテアソームの働き
内容 生命現象は機能タンパク質の生合成と分解のバランスの上に成り立っている。
細胞内における選択的タンパク質分解を司るシステムがユビキチン-プロテアソームシステム (ユビキチン依存的タンパク質分解系)である。
この分解システムは、分解されるべき標的タンパク質のユビキチン化を触媒するユビキチンシステム(E1/E2/E3酵素からなる翻訳後修飾システム)と、形成されたポリユビキチン鎖を分解のシグナルとして認識しタンパク質部分を分解する26Sプロテアソーム(分解マシン)からなり、細胞周期の進行、シグナル伝達、遺伝子発現制御、タンパク質品質管理、抗原提示、受精・発生などの多様な生命現象に関与する。また、この分解システムの破綻は病気につながり、一方で、このシステムが創薬のターゲットになる。
本セミナーでは、ユビキチン-プロテアソームシステムの仕組み、生理機能、創薬に関する私共の研究成果を中心に話題を提供する。

学生および教員皆様の御来聴を歓迎します。

愛知学院大学薬学部医療薬学科
名古屋市千種区楠元町1-100
問い合わせ先:薬学部教務委員会(担当:佐藤、連絡先:内線2300)

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