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薬学部 臨床薬学講座と寄附講座(地域医療薬局学講座:コスモス調剤)による卒業研究の成果が英文誌に掲載されました

 薬学部 臨床薬学講座と寄附講座(地域医療薬局学講座:コスモス調剤)が共同で実施した卒業研究の成果が、日本医療薬学会が発行する英文誌「Journal of Pharmaceutical Health Care and Sciences」に掲載されました。

 本研究は、臨床薬学講座卒業生の戎島みなみさん、コスモス調剤の市原敬大氏、臨床薬学講座の渡邊法男准教授(研究代表者)らによる共同研究として実施されました。
 薬局薬剤師が往診に同行している介護施設入所者を対象に、簡易嚥下評価ツールであるEAT-10を用いて嚥下障害の実態を調査し、嚥下機能低下と服用薬剤との関連性について検討しました。その結果、嚥下機能の低下と抗精神病薬の服用との間に関連があることが示されました。
 本研究成果は、薬局薬剤師が嚥下機能評価を行う意義を示すものであり、将来的には誤嚥リスクを低減するための薬剤調整に寄与することが期待されます。

掲載論文は以下のURLよりご覧いただけます。
https://jphcs.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40780-025-00447-0