鳥山敬祐さん

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就職先、担当業務を教えてください。

クオール株式会社に就職しました。クオールは調剤薬局が主体となっており、薬剤師として調剤および監査、服薬指導を主に行っています。クオールという社名が「Quality of Life」を語源にしているように、患者様の「QOL」を守っていけるように日々精進していきたいと思っています。
薬剤部の一員として、調剤業務、注射剤のミキシング、患者さんへの服薬指導などを行っています。

愛知学院大学を選んだ理由を教えてください。

愛知学院大学を選んだのは新設校であったことです。新設の学部では自分達で歴史を築いていけるという点が魅力的でした。実際、大学内での生活では自分達の学年が主体となり活動することができました。新設なので校舎がきれいで過ごしやすい、と思ったのも本音です。

薬剤師の国家資格を取ろう(薬剤師になろう)と思ったきっかけは?

薬剤師になろうと思ったのは高校の時に受けた適性検査で、薬学に対する関心が高かったことがきっかけでした。元々医療系の職業に就きたいと思っていたこともあり、次第に興味を持つようになりました。毒物劇物や麻薬など、危険なものにも興味があったので良い機会でした。白衣を着て仕事することが魅力だと思いませんか?

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どんな国家試験対策をしましたか?

国家試験に合格するためには基礎科目をしっかりやることです。基礎科目を勉強していると自然と応用力も身につきます。暗記科目が多いこともあり反復学習が大切です。寝る前に少し暗記科目の参考書を読でから寝ていました。普段気を使っていたことは多くの量、多くの科目を1日にやらないことです。頭がパンクしてしまうので。
何より国家試験を受けるまでに、自分に合った勉強方法を見つけることが国家試験の対策ですかね?
薬剤部の一員として、調剤業務、注射剤のミキシング、患者さんへの服薬指導などを行っています。

苦手な分野はありましたか?
またどのように克服しましたか?

有機化学が大の苦手でした。定期テストでも再試になってばかりでした。 まず、苦手意識を失くせるように、簡単なことからひとつずつ理解していくようにしました。問題が解けるようになる喜びがツボでしたね。絶対にできるようになるので最初から無理だと思わないようにしましょう。
愛知学院大学で良い先生に巡り合えたのも苦手克服のカギでしたね。

1日に平均何時間ぐらい勉強しましたか?

国家試験を受ける年には平均で1日5~6時間くらい勉強していました。気分転換に場所を変えて勉強したり、友達と教え合いながら勉強したりと持続して勉強する環境を作り、少しでも楽しく勉強できるようにしていました。勉強は量より質を大事にして励んでほしいです。

先生や大学からの学習支援はありましたか?
また大学の学びで役に立ったこと(授業やゼミなど)
を教えてください。

大学では国家試験についての学習では、分からないところがあれば先生方に親切に教えてもらえました。大学病院の薬剤部の先生による特別講義では、臨床現場での臨場感あふれるお話しを伺うことができ、薬に対して具体的なイメージを持って国家試験の学習にも取り組めました。
製剤学の研究室に所属していましたが、卒業研究で学んだことはがん細胞の薬物耐性を克服する製剤設計でした。製薬企業が行う抗がん剤の勉強会に薬剤師として参加しても、その製剤の重要性がわかります。大学で学んだ知識はいつか活かされるものだと実感しました。

大学での生活をふり返ってみて、
どんなキャンパスライフでしたか?

正直勉強は好きじゃなかったので趣味に没頭していた気がします。学校帰りはテニス、ビリヤード、バイト、喫茶店のどれかだと思います。バンドを組んで学祭に出たことや、他の大学の学祭で出店するなど色んなことをしてきました。今までにない経験をすることの大切さに気付くことが出来たキャンパスライフでした。

多忙のため、部活やサークル、アルバイトや
長期旅行などはできないのでしょうか?

多忙ではあるけど時間はたっぷりあります。春休み、夏休みは2ヶ月ずつあるので長期旅行に行くこともバイトすることもできます。授業がある期間でも、終わってからバイトしたり部活に行ったりと自分次第でどうにでもなります。
泊り込みでバイトをしたことや、友達の友達まで誘って20人ほどでキャンプをしたことや、何日もかけて車で西日本、北陸をまわったのもいい思い出です。

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将来の夢は?あるいは、
どんな仕事をしたいですか?

将来の夢というわけではないですが、選ばれる薬剤師になりたいです。患者様によっては薬剤師を指名してくる場合があります。また、医師に薬の相談をされるほどの立場の人間になりたいです。実際そういう人もいます。
今してみたい仕事は在宅医療に関わることです。調剤室にとどまらず、広いフィールドで働きたいと思っています。

最後に、これから薬学部を目指す学生の皆様に
アドバイスをお願いします。

薬学部など医療系の学部の勉強量は他の学部より多いです。正直辛い時期もあると思います。でもまわりの仲間達も同じ辛さを味わっているのでやっていけます、というか環境がそうさせてくれるのかもしれません。
仕事に就いてから薬剤師になってよかったと思っています。とてもやりがいのある仕事で、大学で学んだことがそのまま活かせるので、挫けず目標に向かって頑張ってください。

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