花岡千穂さん

卒業生インタビュー! 花岡千穂さん

就職先、担当業務を教えてください。

就職先は愛知県ですが、配属先は愛知県がんセンター中央病院です。
薬剤部の一員として、調剤業務、注射剤のミキシング、患者さんへの服薬指導などを行っています。

愛知学院大学を選んだ理由を教えてください。

愛知学院大学薬学部は新設でしたが、愛知学院大学には歯学部があり、医療に深く関わりをもっているため、医療をより身近に感じ、医療現場に精通した授業をうけることができると思い、選びました。

薬剤師の国家資格を取ろう(薬剤師になろう)と思ったきっかけは?

幼少の頃、母が大腸がんを患ったことが一番のきっかけです。しかし初めは、薬剤師になりたいというよりも薬をつくりたいと思っていました。
中学生になった頃、母が癌治療のため入院していた時、同室だった患者さんが癌の痛みや抗がん剤の副作用に苦しんでいた、という話を聞き、薬学部に進んで副作用の少ない薬をつくろうと思ったのです。そして薬学部に進んだのですが、薬のこと、薬剤師のことを日々勉強していくうちに、薬をつくっていくよりも、患者さんの傍で支えとなる臨床薬剤師になりたいと強く思うようになり、薬剤師の国家資格を取ろうと決めました。

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どんな国家試験対策をしましたか?

特にこれと言って決まったことはありませんが、大学の授業の復習は常日頃から行っていました。大学の授業は一番の基本ですし、基本ができなければ応用もできないと思うからです。また、国家試験の過去問も繰り返し解いていました。解くことによって、重要な点が見えてきますし、解くことに慣れることも自信に繋がります。

苦手な分野はありましたか?
またどのように克服しましたか?

基本的に学びたかった薬学ですので、ほぼ全ての教科に興味はありましたが、もちろん苦手分野は沢山ありました。
しかし、国家試験はどの分野でも点数をとっていかなければなりませんから、避けて通ることはできません。苦手でも少しずつ理解する努力をし、克服していく必要があります。
私の場合は、夏休みなどに先生方が計画してくださった補習に参加し、理解を深めました。内容は普段の授業の復習が多いのですが、何回も頭に知識を入れることで理解が深まり、苦手分野克服へと繋がったのだと思います。

1日に平均何時間ぐらい勉強しましたか?

あまり意識していなかったのでよく覚えていませんが、4年生のときは7~8時間はしていたと思います。ただ、勉強し続けるのは大変ですので、息抜きも挟んでいました。無理をせず、毎日勉強を続けることが大事だと思います。

先生や大学からの学習支援はありましたか?
また大学の学びで役に立ったこと(授業やゼミなど)
を教えてください。

先生方には、感謝してもしきれないくらいの支援をしていただきました。
質問すれば、理解するまでトコトン付き合ってくださいましたし、夏休みなど長期休暇には補習を計画していただきました。また、研究室では過去問試験を定期的に行ってくださり、常に高い向上心を保つことができました。
大学の学びで役に立ったことですが、普段の授業から補習まで、どの授業もそれに該当します。特に補習は苦手分野を克服するのにとても良い機会でした。

大学での生活をふり返ってみて、
どんなキャンパスライフでしたか?

つまらないと思われるかもしれませんが、私の場合は元々学びたかった学問ですので、薬学の知識を深めることを一番に考えて大学生活を送っていました。しかし、勉強だけをしていたわけではありませんし、アルバイトもすれば友人と遊びに行ったりもし、充実した私生活も送っていました。

多忙のため、部活やサークル、アルバイトや
長期旅行などはできないのでしょうか?

そのようなことは全くないと思います。
確かに他学部を比べて薬学部は比較的忙しい学部の一つですが、バランスよく計画を立てて両立することはできると思います。実際、周りの友人は部活やサークル、趣味も大切にしていましたし、私自身アルバイトや旅行もしていました。

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将来の夢は?あるいは、
どんな仕事をしたいですか?

私の将来の夢はがん専門薬剤師になることです。その道に進むことは決して楽なものではありませんが、日々の勉強、経験を大切にして前に進んで行こうと思います。

最後に、これから薬学部を目指す学生の皆様に
アドバイスをお願いします。

薬学を学ぶことは、簡単ではないかもしれませんが、非常に興味深く面白いものだと思います。日々進歩する医療の担い手となることができますし、創薬など色々な可能性を秘めています。自分の信念を大切にし、目標に向かって突き進んでください。日々の小さな努力が大きな結果を生むと私は思います。

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