研究内容

研究内容

実践薬学講座は、愛知学院大学薬学研究科に2010年4月より開設された新しい講座です。研究室では、医薬品と医療機器の相互作用に関する研究や医薬品の安定性に関する研究やを行っています。具体的には、医療現場で発生している様々な問題点を科学的に解明し、解決へ導くことを目的に研究を行っています。実践薬学講座では、医療の最前線で起こる、医薬品に関するさまざまな問題点をテーマとして研究を行っています。研究結果より得られた情報を医療現場にフィードバックし、医薬品適正使用の推進を実践することを目的としています。

1) 病院で調製される院内製剤の管理方法に関する研究 多くの院内製剤が薬剤部で調製されているが、製剤の使用期限や安定性等の製剤管理については調べられていない場合が多い。このような製剤管理について科学的に検証し、安全かつ信頼を担保できる管理方法を提案するための検討を行っている。 

2) 医療用材料、医療機器、医薬品、および添加物等との相互反応に関する研究 注射製剤の投与には輸液チューブが欠かせない材料であるが、界面活性剤を含む医薬品の混合輸液を点滴すると、投与時間の延長が観察される場合がある。添加物が輸液チューブや投与時間に及ぼす影響を科学的に検討している。

3) 医薬品の適正使用に関する研究 核磁気共鳴スペクトル(NMR)を用い、医薬品の吸着機構について検討するとともに、簡便なスクリーニング法の開発を目的に研究を行っています。医療材料として用いられているポリ塩化ビニル、ポリブタジエン、シリコン、テフロン、ウレタン、各種エステル類などをはじめとした高分子に低分子の医薬品を一定時間接触させ、含量または吸着量を定量することで、次々に開発される新薬において、簡便に適正な投与量を担保する方法論を探索しています。