平成21年度中部談話会 研究・技術交流会
-日本の粉体産業を支える研究・技術-

主催:粉体工学会 中部談話会
共催:粉体工学会 固液分散系プロセスの制御に関するワークショップ

中部談話会の今年度第1回行事として標記研究・技術交流会を開催させて頂きます。今年度は、粉体工学会の新たな試みとして、ワークショップが設定され、中部談話会の世話人の一人である名古屋大学の森隆昌先生が「固液分散系プロセスの制御」を主題として提案され、採択されています。中部談話会では、本ワークショップとも関係を密接に保ち、本行事を行います。
研究・技術交流会初日は、中部地方の粉体工学の更なる発展を目的として、参加されるすべての大学、企業の代表から紹介をして頂き交流を深めます。また、談話会世話人を中心として数名から最近の研究・技術動向を解説していただきます。夜には、楽しい懇親会を計画しています。
2日目はワークショップが中心となり、標題に関する研究発表会を行います。
従来の若手勉強会を引き継ぐ形で1泊の泊り込みで、懇親を深め、有意義な会にしたいと思います。お誘い合わせの上、奮ってご参加いただきますようご案内いたします。

中部談話会会長 竹内洋文
世話人一同

日時:2009年9月10日(木)、9月11日(金)
場所:アイプラザ津島 愛知県津島市莪原町字椋木5番地(TEL. 0567-24-1135)
交通: 名古屋から 
名鉄バス「名鉄バスセンター」から「津島」行き(安松経由)バス乗車 「県勤労福祉会館口」下車、徒歩8分
近鉄「名古屋」から「蟹江」下車、タクシー10分
お車でお越しの方は下記HPをご参照下さい。
http://www.ailabor.or.jp/aiplazats/koutuu/koutuu2.htm
参加費:一般11,000円、学生5,000円(宿泊費を含む。)
定員:30名
申込締切:8月21日(金)(定員に達し次第、申込は締切らせて頂きます。)
申込先:岐阜薬科大学 製剤学研究室
     戸塚裕一
     TEL. 058-237-3931(内線245) FAX. 058-237-6524
E-Mail: tozuka@gifu-pu.ac.jp

固液分散系プロセスの制御に関するワークショップへの演題申込のお願い

 固液分散系プロセスの制御に関するワークショップが今年度の粉体工学会の公募に採択されました。本ワークショップで取り上げた「固液分散系」は、セラミックス湿式成形、水処理技術に代表される固液分離プロセス、食品、バイオ分野から医農薬分野まで多種多様な産業分野で扱われています。固液分散系が関与するプロセス、操作をあげると、混合、輸送、成形、乾燥、固液分離など枚挙に暇がありません。この固液分散系を取り扱うそれぞれの分野、及びそれぞれの操作に関しては、多くの研究者が活発に活動されていますが、各分野間での情報の共有や分野を超えた共同研究を促進するような活動は少ないように感じます。そのような状況にあって、本ワークショップでは分野を超えて固液分散系の関与するプロセス、諸現象に関して討論する場を提供することを目的としています。本ワークショップの活動を通して異なる分野の「固液分散系」を学ぶことによって、自身の分野の「固液分散系」を異なった視点から見つめ直し、新たな研究の発想を生み出すきっかけになればと考えております。さらに、本ワークショップに参加された若手研究者が協力して、本ワークショップの成果をさらに発展させる形で、新たな共同研究、プロジェクトを展開していくことができればとも思っております。
 本年9月11日に中部談話会との共催で研究発表会を企画しております。固液分散系を取り扱っておられる方はもちろん、これから固液分散系に関して勉強してみようという方や興味をお持ちの方の参加も大歓迎です。幅広い分野からの参加をお待ちしております。ワークショップでの発表希望者は、発表者名(全員分)、所属および演題名を戸塚(tozuka@gifu-pu.ac.jp)宛てにご送付願います。発表はPowerpointを用いた口頭発表、時間は質疑応答を含め20分程度を予定しております。

代表: 名古屋大学 森 隆昌 E-mail: tmori@nuce.nagoya-u.ac.jp
連絡先:岐阜薬科大学 戸塚裕一
TEL. 058-237-3931(内線245) FAX. 058-237-6524 E-Mail: tozuka@gifu-pu.ac.jp

プログラム

13:30-13:35
   開会挨拶
    岐阜薬科大学 竹内 洋文 氏
13:35-15:05
   解説講演1 『媒体粒子流動層を用いた高速度乾燥法』
    静岡大学 立元 雄治 氏
   解説講演2 『医薬品微粒子化への薬学的アプローチ』
    岐阜薬科大学 戸塚 裕一 氏
   解説講演3 『固形製剤の製造パラメータが製剤品質に及ぼす影響』
    エーザイ(株) 池松 康之 氏
15:05-15:30
   休憩
15:30-17:30
   研究室&企業紹介 (7-10分)
    1 名古屋大学 佐藤根 大士 氏
    2 ツカサ工業(株)  森本 均 氏
    3 名古屋工業大学 渡辺 秀夫 氏
    4 (株)カーク 大竹 博之 氏
    5 名古屋市立大学 尾関 哲也 氏
    6 天野エンザイム(株)  山根 愛子 氏
    7 岐阜薬科大学 村田 光隆 氏
    8 富士シリシア化学(株) 盈 佳孝 氏
    9 愛知学院大学 山本 浩充 氏
    10 エーザイ(株) 池松 康之 氏
    11 名古屋大学 向井 康人 氏
    12 (株)セイシン企業 松田 直樹 氏
20:00-
   討論会

9月11日(金)
固液分散系プロセスの制御に関するワークショップ
8:50-9:00
   趣旨説明
    名古屋大学 森 隆昌氏 (代理:岐阜薬科大学 戸塚 裕一氏)
9:00-12:00
   若手研究者発表討論会 (発表及び討論時間込み 15-20分)
    1 『多成分系スラリーの特性評価』
     名古屋大学 浅井 一輝 氏
    2 『湿式ジェットミルを用いたセラミックススラリーの分散調製』
     名古屋工業大学 山下雅史 氏
    3 『エレクトロ・アコースティック限外濾過によるナノ粒子充填層の形成と構造制御』
     名古屋大学 向井 康人 氏
    4 『固液流動層を用いた密度差分離』
     静岡大学 鈴木 幸夫 氏
    5 『樹脂中磁性粒子の外部磁場印加による配列制御』
     名古屋工業大学 小笠原 拓哉 氏
    6 『ケークレス高濃縮ろ過システムの開発』
     名古屋大学 森田 雅也 氏
    7 『バイオフィルムを標的とした薬物送達用生分解性ナノ粒子の設計』
     愛知学院大学 池田 理央 氏
    8 『超臨界二酸化炭素を用いた粉末吸入製剤の設計―添加剤が薬物粒子の吸入特性に及ぼす効果―』
     岐阜薬科大学 有賀 直樹 氏
    9『バインダレス造粒法を用いた粉末吸入製剤用顆粒の設計』
     愛知学院大学 佐村 聡太 氏
    10 『高度分岐環状デキストリンの新規粉末吸入製剤用キャリアへの応用に関する検討』
     岐阜薬科大学 井上 真理子 氏
12:00-12:05
   閉会挨拶
    名古屋工業大学 藤 正督 氏

連絡先
岐阜薬科大学 製剤学研究室
戸塚裕一
TEL. 058-237-3931(内線245) FAX. 058-237-6524
E-Mail: tozuka@gifu-pu.ac.jp